◎レンズと酸素
血管のない角膜にとって、コンタクトで覆われるのはとても負担です。最近では高酸素透過レンズにより、安全に装用できるようになりました。しかし古くなったレンズや長時間装用で、角膜が酸素不足を起こすことがあります。酸素不足でこわいのは、自覚症状のないままに進む障害。透明さを保つ上で大切な角膜内皮細胞が減ってきたり、角膜の中に血管が生えて濁りを生じたりすることがあります。
予防法として次の事項を心掛けて下さい。
- 決められた期間の定期検査を必ず受ける。

- 調子がよくてもレンズの寿命が来たら更新。

- 酸素を通すレンズでも不必要な長時間装用をしない。